保護者の方へ(観戦マナーについて)。
サッカーに敵はいません。みんなが味方です。サッカーの試合において「相手」をしてくれるチームはあっても「敵」のチームなんてものは存在しません。みんなサッカーを通じて同じ時を過ごす仲間達です。相手をしてくれることへの敬意を忘れないでください。
素晴らしいプレーがあれば相手チームの選手にでも、ぜひ拍手を送りましょう。
サッカーの面白さを最大限に生かすために選手の成長は「自分で考えて」「自分でチャレンジして」初めてスタートラインに立ちます。応援する気持ちから、つい「行け!」「シュート打て!」など言ってしまいがちですが選手の成長を妨げる恐れがあることをご存知でしょうか?サッカーの面白さは「自分で観て・自分で判断して・自分で実行して・自分で責任をとる」これが一連の流れです。他人にやらされたらサッカーの面白さは半減してしまいます。選手に指示、又は判断を奪うような応援はやめてください。選手の親である前に、一人の大人です。グランドに集まっているのは未来を担う子供たちです。一人の大人として、グランドに集まる子供たちのお手本でいましょう。
試合はみんなで作り上げる。
サッカーの試合を成立させるためには多くの人たちが関わっています。運営責任者、会場責任者、本部役員、審判団、選手など…様々な人たちの尽力により作り上げられています。観戦者もその一人です。良い試合を作り上げるためにもご協力をお願い致します。
選手(わが子)へのサポートについて。
自立、自律の支援をしていきましょう。自分のことは自分でさせましょう。練習の準備、試合の準備など全て自分でさせてください。「明日は○○時に出発するよ」「○○持った?」「○○しなきゃだめだよ」…などと言っていてはいつまでたっても選手は自立しません。親の過干渉が見事に選手の成長を妨げます。
選手には選手の世界がある。
練習中や試合に来ている会場でわが子に声をかけたくなった事はありませんか?しかし、家を離れてチームメイトや他のチームの選手と過ごす貴重な時間です。この時間でしか学べないことが山ほどあります。家を出たら帰宅するまでは一人のサッカー選手としての時間です。親以外の人たちと過ごし、学ぶ時間になります。出来るだけ遠くで見守ってください。
失敗をさせる勇気を持ち、見守る我慢をしてください。
わが子が失敗して悲しまないように…という考え方がそもそも失敗です。中学生は失敗が許される年齢です。失敗から多くを学び、大人の階段を登ります。失敗した後に何をすべきか?失敗した人にしか経験できません。今、沢山の失敗をさせてあげましょう。そこからの立ち上がり方を一緒に見守っていきましょう。子供の時に「失敗をしたことがない」が、大人になってから一番の失敗になりますからね。